岸ゴムほぼ日刊コラム
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サウスポー水野


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11/18(土) No 読書 No LIFE
01/15(金) 天下人の茶
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No 読書 No LIFE

「読書の秋」、というのは関係なく

今年も一年中、何かしら小説を読んでいました。


その中で、最近読んで面白かった小説です。



★伊坂幸太郎 「AX」


「グラスホッパー」「マリアビートル」に続く、殺し屋シリーズの三作目。

この三作には、直接的もしくは間接的に関連する人物やセリフが登場するので

それぞれ単体の作品としても楽しめるものの、1作目から続けて読むと

より殺し屋シリーズの世界に入り込めるので、シリーズ読みがオススメ。


そして今作の「AX」は、家族がテーマ。


前半のゆったりとした展開から一転、後半のスピードアップした展開

そして、おーこう来たか!という綺麗なラストまで

今回も殺し屋シリーズは、最高でした。


もちろん、伊坂作品の醍醐味である

センスの良い会話やセリフも、絶好調。


ぜひ、殺し屋シリーズ四作目を出してくれる事を熱望。




★伊坂幸太郎 「ホワイトラビット」


伊坂さんの現時点での最新作。


誘拐事件・立て籠もり事件をメインに話は進んでいくが

章ごとに立ち替わる登場人物や、入れ替わる時間軸によって

読んでる途中で、たびたび今誰の視点でどの時間にいるんだろう?と分からなくなったりする。


そして後半、一気にその?だったピースがピッタリハマる瞬間がやってくる。

そして、なるほどこれが狙いだったのか!と気づかされることに。


それは、まるで伊坂さんの手のひらで躍らされていたかのよう。


読み終わった後、すぐにもう一度読んで確かめたくなってしまったので

この勝負、伊坂さんの勝利。




★宮部みゆき 「この世の春 上下」


宮部みゆきの作品はほぼ全部読んでいるが、ハズレだった事はあまりなく

自分にとっては、数少ない信頼できる作家の一人。


今回の「この世の春」も、それは同じ。


架空の藩を舞台にした時代小説の設定ではあるが

扱っているテーマは、現代にも通じる重さ。


しかしながら、主役から脇役まで登場人物が生き生きとしているので

暗いだけの話にならないのも、宮部作品ならでは。


上下合わせて結構なボリュームがあるが、全く気にならない。


物語を作らせたら、この人の右に出る人はそうそういないかもしれない。

そんな風に、改めて思いました。



★太田愛 「犯罪者 上下」


TVドラマ「相棒」の脚本家・太田愛の小説デビュー作。


冒頭の衝撃的な事件から、あっという間に引き込まれて

徐々に、その裏に隠された大きな陰謀が明らかになっていく。


謎解きの面白さに加えて、頭の中に映像が浮かんでくるような文章の巧さと

二転三転する展開のスピーディーさで、一気読みしてしまう面白さ。


現役警官の相馬、事件に巻き込まれた青年修司、相馬の友人・鑓水

この主役3人のキャラも、非常に魅力的。


これでデビュー作とは、凄いとしか言いようがない。

変な実写化だけしないでほしいなぁ・・・・と思う。

2017年11月18日(土) No.98

天下人の茶



伊藤潤「天下人の茶」を読みました。

今回も圧倒的な面白さに、一気読みでした。



天下人、秀吉

茶仙、利休

そう小説「天下人の茶」は、秀吉と千利休の物語です。


しかし、そこは伊藤潤。


単に2人の物語にするのではなく

細川忠興、牧村兵部、古田織部、瀬田掃部ら

利休の弟子を通して、利休の死の真相に迫っていきます。


その真相は、実際にそうだったのかも!?と思わせる

リアリティがあります。


伊藤潤の戦国物にハズレなし!

2016年1月15日(金) No.97

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